Field “Tasting” Notes

2025/06/13 19:24

SSR|パフスキーができるまで(Ⅱ)

Apr 15, 2025さて、ポン菓子を作るには、どうしたらいいだろうか。ポン菓子は、高い圧力を一気に解放することで、原料が急激に膨らみ、「パフッ」とした食感が生まれる。一般的にはお米を使うことが多いけれど、...

2025/06/13 18:43

カランじゃなくて、パフッ。|パフスキーができるまで(Ⅰ)

Archive: May 15, 2025”ウイスキー”と聞いて、どんなイメージが浮かぶだろうか。 ”高級”、”格式高い”、”重厚”、”男性的”オーセンティックなバーで、男性がカウンターに肘をつきながら、グラスを傾け、氷を「カラ...

2025/06/13 18:03

静かな準備|麦の成長記録

Mar 7, 2025(☁️)乾燥作業を終えた帰り際、麦畑に立ち寄った。
春が来た——とはまだ言えないけれど、日が傾きはじめたこの時間の空気には、どこかやさしさがあって、心地よかった。地表に顔を出した麦の芽は、ま...

2025/06/12 21:50

ひげそり|モルティング(Ⅳ)

麦芽の乾燥には、もともと食品用乾燥機を使っている。同時に何枚ものトレイを並べることができ、温度も時間も細かく設定できてきる優れものだ。今回は、麦芽に含まれる酵素を壊さないように、25時間かけて、温度...

2025/06/12 21:45

3度目の正直|モルティング(Ⅲ)

 Feb 7, 2025(☀️)前回、表面の麦がうまく発芽しなかったのは、乾燥による水分不足かもしれない。そう仮説を立て、要因をはっきりさせるために、まずは手のひらほどの小さなスケールで実験してみることにし...

2025/06/12 21:44

ふぞろいの麦|モルティング(Ⅱ)

Jan 26, 2025(☁️)前回の反省をふまえ、今回はアトリエの室内で発芽を試みることにした。さらに、SwitchBotの温湿度計を導入。通信機能でリアルタイムに数値を記録し、異常があれば通知してくれる。DX化というに...

2025/06/12 21:43

目覚めない麦|モルティング(Ⅰ)

Jan 10, 2025(🌨️)麦芽づくりは農家さんの倉庫で行う。屋根はあるものの、暖房はなく、室温はほぼ0度だった。まずは、麦が1.5倍くらいの重さになるまで、水に浸けては引き上げるを何度か繰り返す。あるとき、麦...

2025/03/17 21:33

この道 ずっと 行けば

麦芽作りを始めるには、まず原料となる麦を確保しなければならない。実は去年、農家さんと一緒に収穫した麦を、ウイスキーの仕込みに使うため保管している。農家さんに連絡を取り、その保管場所を教えてもらう。...

2025/02/02 20:41

300年目の息吹

年の瀬のある日。麦芽作りが始まるという知らせを受け、私は再び三原飴店を訪れた。普段は飴を炊く釜を、この時期だけ麦を発芽させるために使う。たっぷりと水を吸った麦は、数日かけてふっくらと膨らみ、やがて...

2025/01/22 15:42

アメとムギ

ウイスキーの原料となる麦芽作りの基本は、主に三つの工程に集約されている。1. 浸麦…麦に水を吸わせる 2. 発芽…麦を発芽させる 3. 乾燥…麦の発芽を止め乾燥させる シンプルな流れに見えるが、そ...

2025/01/09 15:00

あけましてお芽でとうございます

 毎年、初詣はイサム・ノグチが工房を構えた庵治の山にある八栗寺を訪れる。ここは、四国八十八ヶ所巡礼、いわゆるお遍路の85番札所でもある。正月らしい賑わいと山の静けさが入り混じる坂道を上っていくと...

2024/12/24 18:03

うどんとウイスキー

午前中の作業を終え、お昼ごはんは地元のうどん屋さん「まるたけ」へ。店内はこぢんまりとしていて、一列に並んだお客さんたちが次々と注文を繰り返している。手早く渡される丼を眺めながら、私もかけうどんを頼...

2024/12/24 17:58

畝がうねうね

今年の夏、大型特殊免許を取った。公道でトラクターを運転するためだ。農業大学校という専門学校で、就農を目指す学生たちに混じって、1ヶ月間、毎週水曜日に講習を受けた。校内のコースでは一時停止や後方確認な...

2024/12/24 17:55

麦を植える日

2024/12/23(晴れ)高松から車で東に1時間。山を切り開いた段々畑に着く。軽トラから降り立つと、乾いた土のザクザクした感触が長靴越しに伝わる。12月の空は高く、風がどこからともなくひゅうっと抜けていく。今...

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