The Barley Diary
2025/06/13 20:12
ポン菓子といえば、昔は、空き地にポン菓子屋さんがやってきて、あのバズーカのような装置で目の前で「ポン!」と鳴らしてくれたそうだ。自分はその光景をリアルでは見たことがないけど、 なんとなくその風景は想...
2025/06/13 19:24
2025/2/25(晴れ)まず、ポン菓子を作るにはどうしたらいいか。ポン菓子といえば、一般的にはお米が使われることが多い。しかし調べてみると、麦やさらにはマカロニやうどんでも作ることができるらしい。原料に高...
2025/06/13 18:43
”ウイスキー”と聞いて、どんなイメージが浮かぶだろうか。 ”高級”、”格式高い”、”重厚”、”男性的”オーセンティックなバーで、男性がカウンターに肘をつきながら、グラスを傾け氷を「カラン…」と鳴らす。たぶん、...
2025/06/13 18:03
2025/3/7(曇り)乾燥作業を終えた帰り際、麦畑に立ち寄った。春が来た、とはまだまだ言えないものの、日が傾きはじめたこの時間の空気は、どこかやさしくて、心地よい。地表にのぞく麦たちの芽は、わずか10セン...
2025/06/12 21:50
麦芽の乾燥には、もともと食品用に作られた乾燥機を使用している。温度も乾燥時間も細かく設定でき、自動で温度調整も行ってくれるためとても便利だ。今回は、麦芽に含まれる酵素を壊さないように、25時間かけて...
2025/06/12 21:45
2025/2/7(晴れ)前回の失敗の原因を探るために、一度、すべてを小さくして考えてみることにした。表面の麦が発芽しないということは、ひょっとすると乾燥し、水分が足りていないのかもしれない。そう仮定して、...
2025/06/12 21:44
2025/1/26(くもり)前回の反省点は、温度管理だった。今回は、現在持っている手札の中で考えうる最適な場所——アトリエの中で発芽させることにした。あわせて、新たに導入したのはSwitchBot製のデジタル湿温度計...
2025/06/12 21:43
2025/1/10 (雪)麦芽づくりは農家さんの倉庫で行う。屋根はあるものの、空調設備などはなく、外気温はほぼ0度だった。まずは麦に水つける。セオリーでは1.5倍まで水を吸わせる。水が冷たく、身に染みる。しばら...
2025/03/17 21:33
麦芽作りを始めるに至ってはまずは原料の麦を確保しなければならない。実は去年、農家さんと一緒に収穫した麦をウイスキーを仕込むために保管している。農家さんに連絡し、場所を教えてもらう。その場所の名は「...
2025/02/02 20:41
年の瀬のある日。麦芽作りが始まるという知らせを受け、私は再び三原飴店を訪れた。普段は飴を炊く釜を使って麦を発芽させる。釜の中で数日間、たっぷりと水を吸った麦は、ざるで水を切り、特注の木箱へ移される...
2025/01/22 15:42
ウイスキーの原料となる麦芽作りの基本は、主に三つの工程に集約されている。1. 浸麦…麦に水を吸わせる2. 発芽…麦を発芽させる3. 乾燥…麦の発芽を止め乾燥させるシンプルな流れに見えるが、それぞれの工程には時...
2025/01/09 15:00
毎年、初詣はイサムノグチが工房を構えた庵治にあるお寺、八栗寺に行く。八栗寺は四国88ヶ所巡礼、いわゆるお遍路の85番札所だ。正月らしい賑やかさと山の静けさが交じり合う坂道をひたすら進むと、冷たい空気に...
2024/12/24 18:03
午前中の作業を終え、お昼ごはんは地元のうどん屋さん「まるたけ」へ。店内はこぢんまりとしていて、一列に並んだお客さんたちが次々と注文を繰り返している。手早く渡される丼を眺めながら、私もかけうどんを頼...
2024/12/24 17:58
今年の夏、大型特殊免許を取った。公道でトラクターを運転するためだ。農業大学校という専門学校で、農業への就職を目指す学生たちと一緒に講習を受けた。毎週水曜日、1ヶ月間。校内のコースで一時停止や後方確認...
2024/12/24 17:55
2024/12/23(晴れ)高松から車で東に1時間。山を切り開いた段々畑に着く。軽トラから降り立つと、乾いた土のザクザクした感触が長靴越しに伝わる。12月の空は高く、風がどこからともなくひゅうっと抜けていく。今...