The Barley Diary
2025/06/12 21:50
麦芽の乾燥には、もともと食品用に作られた乾燥機を使用している。
温度も乾燥時間も細かく設定でき、自動で温度調整も行ってくれるためとても便利だ。
今回は、麦芽に含まれる酵素を壊さないように、25時間かけて、ゆっくりと温度を上げていった。
乾燥が終わったら、次は根の部分を取り除く作業に入る。
この"根"は、雑味のもとになるだけでなく、そのままにしておくと、せっかく乾燥させた麦が再び根から水を吸ってしまうそうだ。
根を取るのに使っているのは、フリマで見つけた、もともとはお米用の循環型精米器。
麦を中に入れると、麦同士が擦れ合って、自然と根が取れる仕組みになっている。
麦芽は玄麦と違って柔らかく、割れやすいため、一番弱い設定で、そっと動かす。
精米器から出てきた麦は、根がきれいに取り除かれていた。
そのまま紙袋に詰めて、一旦保管庫へしまう。
出来上がった麦芽は、後日まとめて、カントリーエレベーターで保管してもらう予定だ。