The Barley Diary
2025/06/15 10:56
倉庫に戻り、収穫した麦は、そのまま乾燥機で水分を調整していく。全部で、2トンあまりにもなった。思っていたよりも、ずっと多い。嬉しい。けれど、少し気を引き締める。これだけの麦を、どうやってすべてウイス...
2025/06/15 10:54
イベントに使用する麦を手で刈り取ったあと、コンバインに乗り込む。車以外の乗り物を運転するのは、いつぶりだろう。畑の中を、トラクターで右往左往していた日々がふとよみがえる。あれから、ちょうど半年。あ...
2025/06/15 10:48
2025/6/4(晴れ)農作物というのは、その地域の気候や気温に合わせて育てられていて、播種や収穫の時期も、何月何週目とカレンダーの上で細かい計画が決まっている。特に香川では、二毛作が一般的で、麦を収穫し...
2025/06/15 09:32
ステンレスのタンクで熟成させたウイスキーをボトリングしてから、ひと月ほどたった頃、再び、mitosayaを訪れた。樽で熟成しているウイスキーをボトリングするためだ。ちょうどその週末、mitosayaでは、”Fragrant...
2025/06/14 17:37
5月2日(晴れ)佐賀から帰ってきて、いつもの道を通って畑に向かった。5月の風はやさしくて、そっと通り抜けていく。空は高く、遠くの山並みが、ほんのりかすんで見えた。春の終わりと、初夏の入り口の風景。麦の...
2025/06/14 17:32
多田隈さんから「麦の水分が10%代まで下がった」との連絡が入った。佐賀に戻る。乾いた麦たちは、ドラムの中でさらさらと音を立てて転がっていた。手に取るとほんの少しだけ温かかった。根を取り除いて、紙袋に...
2025/06/14 17:26
麦芽の水分は、発芽を終えた段階で40%以上あって、それを乾燥工程で10%くらいまで下げなければいけない。しかも、せっかくできた酵素を壊さないようにするために、低温から徐々に温度を上げながら、ゆっくりと...
2025/06/14 17:25
麦の袋を車にぎゅうぎゅうに積み込む。想像以上に重く、かさばる。トランクだけでは入りきらず、後部座席まで埋め尽くした。目的地は、佐賀。瀬戸大橋を渡り、本州を横断し、関門海峡を越えて、さらに西へ。約7時...
2025/06/14 17:19
4月に入り、日中はずいぶんと暖かくなってきた。週に75kgずつ麦芽を製造しているものの、まだ500kg以上残っている。このまま作り続けても、最低あと7週ーつまり5月半ばまでかかってしまう計算だ。梅雨が近づけば...
2025/06/14 12:52
タンクから出した原酒に、慎重に水を加えてアルコール度数を整える。ボトルに詰める際の度数は50度に。強すぎず、でも芯はきちんと残したまま。今回はもともとの原酒がとても少なかったこともあり、できるだけた...
2025/06/14 12:50
作業がひと段落し、御子神さんの手が空いたタイミングで、ウイスキーを熟成しているステンレスのタンクを開けてもらう。タンクを覗くと、まるで水のような無色透明の液体で充されている。ウイスキーの琥珀色は、...
2025/06/14 12:46
実は、去年の春に仕込んだウイスキーがある。量はほんのわずか。木樽とステンレスタンク、それぞれ1本ずつで熟成している。ウイスキーができるまでの話も、いつか文章に綴りたいと思ってはいるけれど、今日は、い...
2025/06/13 20:54
4月2日(曇り)寧日さんのところを後にして、帰りに麦畑に寄った。畑の空気はひんやりとしていて、若い麦は青々と茂り、風にゆらゆら揺れていた。近くに寄ると、土の香りと麦の香りが混ざり合い、どこか落ち着く...
2025/06/13 20:48
ポン麦そのままでもおいしいのだが、でもせっかくなら、ウイスキーに合うようなポン菓子を作りたい、そう思って、いつも頼りにしている「寧日(ねいじつ)」さんのところへ相談に行った。寧日さんは、ふだんはお...
2025/06/13 20:15
落ち込む間もなく、他にポン菓子が作れるところが近くにないかと、すぐに”ポン菓子”というキーワードを地図で検索してみた。すると、店名ではなく”ポン菓子・パットライス加工販売”と書かれた住所が表示された。...