Farm to Glass
私たちのウイスキーづくりは、
畑を耕すことからはじまります。
香川県は「うどん県」として広く知られていますが、その背景には、もともと降水量が少なく水不足に悩まされてきた土地柄ゆえに、
米ではなく麦の栽培が盛んだったという歴史があります。
各農家が育てた麦をうどんに加工して食べてきた、そんな風土に根差した食文化が、香川には息づいています。
一方で、同じく麦を原料とするウイスキーは、国産ウイスキーのほとんどが、原料となる麦芽を海外からの輸入に頼っています。
香川には麦が育つ風土や気候があるのだから、自分たちで麦を育てるところからウイスキーを作ってみたい。
そうして私たちのウイスキーづくりは、
畑を耕すことからはじまりました。
ナチュラルワインのように、麦の栽培から麦芽づくりや
発酵、蒸留、熟成、そしてグラスに注がれるまでの過程を
一つ一つ丁寧に行うことで、
ウイスキーの熟成だけじゃないストーリーも伝えたい。
熟成=味わいという概念を少し変え、
より気軽に楽しんでもらうことができればと考えています。

