Field “Tasting” Notes
2025/06/13 18:43
Archive: May 15, 2025
”ウイスキー”と聞いて、どんなイメージが浮かぶだろうか。
”高級”、”格式高い”、”重厚”、”男性的”
オーセンティックなバーで、男性がカウンターに肘をつきながら、グラスを傾け、氷を「カラン…」と鳴らす。
たぶん、多くの人が思い浮かべるシーン。かくゆう自分も、そのひとりだった。
某メーカーがアンケート調査した「ウイスキーが似合う人ランキング」では、
1位ナポレオン、2位石原裕次郎、3位織田信長。
いやもう、時空を超えたキングオブダンディの面々だ。
でも、私たちが作りたいウイスキーは、もっとカジュアルな存在。
性別や年齢(※飲酒は20歳になってから)を問わず、気軽に楽しんでもらえるものでありたい。
というか、たぶん、私たちには、そういうものしかつくれないのだと思う。
いいか悪いかは、さておき。
「もっと身近なシーンで楽しんでもらうには、どうしたらいいか。」そんな問いをミーティングで交わすうちに、
「麦でポン菓子を作る」というアイデアが出てきた。
子どものころ、誰もが一度は口にしたことのあるあの「パフッ」とした、どこか抜けた感じが、
なんとなく私たちに合っている気がした。
ウイスキーの原料で、ポン菓子をつくる。
この企画、もはや “オモコロ”とか”デイリーポータルZ”みたいなノリに近い気もするけど、
よく考えてみれば、麦を育てウイスキーを仕込んでいる私たちだからこそ意味のあることなんじゃないかとも思った。
とりあえず、まずは試作からはじめてみることにした。
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