The Barley Diary
2025/06/13 18:43
”ウイスキー”と聞いて、どんなイメージが浮かぶだろうか。
”高級”、”格式高い”、”重厚”、”男性的”
オーセンティックなバーで、男性がカウンターに肘をつきながら、グラスを傾け氷を「カラン…」と鳴らす。
たぶん、多くの人が思い浮かべるシーン。
自分も、そのひとりだった。
某メーカーがアンケート調査した「ウイスキーが似合う人ランキング」では、
1位ナポレオン、2位石原裕次郎、3位織田信長。
いやいや、ダンディさが時空を超えてしまっている。
でも、私たちが作りたいウイスキーは、ジェンダーや年齢関係なく(飲酒は20になってから。)カジュアルに楽しんでもらいたい。
というか、たぶん、私たちには、そういうものしかつくれないのだと思う。
いいか悪いかは別として。
「もっと身近なシーンで楽しんでもらうには、どうしたらいいか。」
ミーティングでそんな話をしているうちに、「麦でポン菓子」というアイデアが出てきた。
子どもの頃、誰しも一度は食べたことのある、あの容量が多くてなんだかお得な気分になれるやつ。
パフッとしたあの少し抜けた感じが、私たちにあう気がした。
ウイスキーの原料でポン菓子を作ろうというこの企画は、
もはや、”オモコロ”みたいなノリに近いところもある。
でも真面目に考えてみると、ウイスキーの原料である麦を育てている私たちだからこそできることであり、意味があると思った。
とりあえず、まずは試作から始めてみることにした。