Field “Tasting” Notes

2025/06/12 21:44

Jan 26, 2025(☁️)

前回の反省をふまえ、今回はアトリエの室内で発芽を試みることにした。
さらに、SwitchBotの温湿度計を導入。通信機能でリアルタイムに数値を記録し、異常があれば通知してくれる。DX化というには大げさだけど、ちょっとした相棒のような存在だ。

まずは給水。10時間浸けて、10時間休ませて、また10時間浸ける。サンプルの500グラムの麦は、700グラムほどまで水を吸い込んだ。粒もふっくらして、丸みを帯びてきた。
そして発芽へ。今回は室温が15度以上あり、前のようにむしろで保温する必要もない。


1日目。
すでに一部の麦から、小さな根が出始めている。前回より4日も早い。これはいい調子だ。
ただ、むしろをかけていないせいか、箱の表面の麦はやや乾燥気味だったので、霧吹きで水分を補う。


2日目。
5ミリほどの根が伸びてきた。
でも、麦を20センチくらいの厚さで重ねていたせいか、表面に近い麦の中には全然伸びてこないものもある。少し不安を抱えながら、意識的に上下を入れ替えるように、箱の中の麦を攪拌する。


3日目。
麦自身が発芽する際の熱で30度近くまで上がった。
芽がどんどん伸びている麦もあれば、まだ動きのない麦もある。霧吹きでたっぷり水を与え、全体を混ぜると、温度は20度ほどに下がった。


4日目。
温度は安定したが、元気だったはずの麦も成長が止まったように感じた。根がこれ以上伸びる気配がない。ここで発芽を止めることにした。


結果は――今回も失敗。発芽のばらつきは解消されなかった。
温度、湿度、空気の循環、水分量……何かに問題がありそうだけど、具体的な要因は見つからない。試行錯誤しながら、また次の方法を試すしかなかった。

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